カテゴリー別アーカイブ: ドライカットの歴史

ドライカットの歴史⑩

では従来のカットとニューヨークドライカットは,どこが違うのか簡単に説明しますと、従来の

カットは基本的にはウエットの状態でカットしていきますが、ニューヨークドライカットは基本

的に完全ドライでのカットになります。

完全ドライの方法も当店ではニューヨークドライカットの方法は使わずに、エルブランシュの独

自のブロー方法にて、お客様の毛流やハエグセを把握しやすいように乾かしていきます。(ちなみ

にニューヨークドライカットは必ずアイロンにて真直ぐに伸ばします。)

次に切り方ですが従来のカットは、パネル状の毛束を指に挟んでカットしていきますが、ニュー

ヨークドライカットは1cm四方の毛束をすその方から積み上げていきながらスタイルを作って

いきます。

切り方も毛束の毛先1~2cmにテーパーを入れながら、目的の長さに切り落としていきます。

パーフェクトドライカット①に続く

ドライカットの歴史⑨

サハグ氏はその後ニューヨークに拠点を移しドライカットを精力的に活動をしていました。

そのころEIJI氏は日本からニューヨークに刺激を求めて身寄りもなく単身で訪れていました。

そこで偶然サハグ氏のカットを見てどんどん引き込まれていきました。

残念ながらサハグ氏は若くしてこの世を去ってしまいました。

サハグ氏の魂を引き継いだEIJI氏はその後ニューヨークにサロンをオープンし今に至っておりま

す。

現在ニューヨークのマジソンアベニューに150坪のサロンを展開し、カット$300というプ

ライスの彼への予約は3か月先まで埋まっており、毎日モデルやハリウッドスターなど世界中か

らお客様が集まり、またカットを学びに世界各国のスタイリストがEIJIのサロンを訪れていま

す。

またニューヨークコレクションや地元のテレビの番組にもヘアーの担当をこなし、年に2回は日

本を訪れてその仕事を伝え続けております。

続く

ドライカットの歴史⑧

ではニューヨークドライカットとは一体どんなカットか説明して行きます。

今から20年程前のフランスでマニアティスという方がエフィラージュというカット技法を発表

されました。

そのカットの特徴は髪の束を、ひと束ずつ鉛筆の先のように削りながらヘアースタイルを作って

いく事により、従来のブラントではない毛先のおさまりのよさや、量をあまり減らさずに軽快な

ヘアーの躍動感がえられる画期的な技法でした。

当時のヘアースタイリストではジョンサハグ氏が特に素晴らしい作品を数々生み出していて、脚

光を浴びておりました。

続く

ドライカットの歴史⑦

その講習では、自分自身不完全燃焼で何も身につかなかったのですが、

それから2年後に再びニューヨークドライカットのセミナーに参加して、その数々の作品を見て

衝撃と感動を受け今に至っております。

では今現在の一般的に他のサロンで行われているカットとどこが違うのかをごく簡単に説明いた

しますと、一般的に行われているカットはほとんどが今から50年程前にビダルサッスーンが考

案したブラントカットをベースに行われています。

いわゆるウエット状の毛束をパネル状にして指で挟みながらマニュアルどうりに切っていくよく

あるカット技法で、私達はこれを一つ一つのパネルの積み重ねによって作る2次元のカット技法

とよんでいます。

続く

ドライカットの歴史⑥

その時は、自分自身どう感じたのかは今はもう覚えていないのですが、確かEIJIさんのニューヨ

ークのサロンでデビューした方で最初の時に確かカット料金が100ドルからのスタートでEIJI

さんクラスだと300ドルを頂いているとかで、何しろカットのみの料金ですから夢のような話

で、それだけの金額をいただけるカットなのか少し現実離れしたようにも思えましたが、とりあ

えず講習に参加することにしました。

場所は旭区の旧ミルボンスタジオで、確か最初に受講したのは今から12~3年まえだったと思

います。

ベーシックの4回コ-スで、13時から17時の4時間ぐらいだったかな当時は確か2~3万ぐら

いだったと思います。

今は8回コースで135000円もするんですよ。

でも1回の受講時間が10時から19時までですのでみっちり教えていただけるので、かなり内

容が濃くてありがたいのですが、指導される先生も現役の技術者の方ですし受講生も当然明日

仕事の方が多いと思いますので、ちょっと過酷なところもありますね。

続く

ドライカットの歴史⑤

ドライカットをやり始めた時は、よく2セクションカットと言ってヘア―スタイルの内側に少し

えぐりを入れて、あまり長さを切ったりせずに、またあまり毛量をすかずにヘアースタイルのフ

ォルム(シルエット)を絞ったり軽さを出したり出来てよく使用していましたが、内側をあまりに

も短くえぐったりした後、1~2カ月伸びてきたとのおさまりの悪さが出てきたり、また伸ばし

ていく場合も大変調整や時間を要する事があったりで四苦八苦しておりました。

またハエグセの強い人にはセクションとセクションのつながりがうまくなじまなかったりした

り、スタイルチェンジの時も難しい調整が必要で色々と研究はしておりましたが、ある日たまた

ま美容室の経営セミナーの特別ゲストとしてニューヨークドライカット主宰のEIJIこと山根英治

さんにその時初めてお会いしました。             続く

ドライカットの歴史④

さらに③の続きですが前者の来店時(ドライ状態)そしてウエット後再度ドライ状態を繰り返すこ

とで、微妙な変化を読み取っていきます。

来店時になかった、はね癖やヘアースタイルのところどころにへこみやもっこりした部分がウエ

ット後のドライ時に見えてきます。

そいう時はたとえば毛流はどう流れているのか?

またハエグセはどういう形状に起伏しているのか?

等を主に観察し原因を探し、その部分の解消に努めていきます。

さらにお客様を正面と側面から見たときのヘアースタイルのフォルムで、今よりバランスの良い

ヘアースタイルにするにはどこが必要でどこが不必要なのかを瞬時に察知してから、お客様の希

望と今までのデーターを考慮したこちらからのスタイルの提案をおこなっていきます。

続く

ドライカットの歴史③

そしてしっかり自宅で手入れをされているかたは、常にきれいにしたいという意識が高く必要に

迫られて毎日手入れをしっかりされていると思います。

でも出来れば手入れをあまりしなくても、いいようにしたい願望を持たれていると思いますので

髪質改善やストレートパーマ又はパーマなどで極力傷めないように逆に髪が今より健康に近づき

ながら改善できると必ず共感していただけるとは思います。

後者の方はすでに自宅での手入れをほとんどされていない方が多く、外出時には完璧なものは求

められていないので、とりあえず自宅で簡単に手入れが出来るヘアースタイルの設定が大事にな

ってきます。

続く

ドライカットの歴史②

さらにお客様の頭形や顔型そして毛質や毛流、ハエグセも一人一人千差万別です。

後はお客様の今日来店された目的やヘアースタイルの希望等全てを考慮したうえで、一度ウエッ

ト状態にしてから再度ドライを行いながらお客様の毛流やハエグセ等をそのまま壊さずに自然に

軽くブロードライを行っていきます。

するとお客様のヘアースタイルに対して、色々な事がわかってきます。

たとえば来店時とウエット後にドライした後のヘアースタイルがあまり変わらない方と全く違う

方と大きく分けて2パターンありますが、たいてい前者の方が多く後者の方はかなり少なく、よほ

ど自宅で手をかけて、アイロンやクルクルドライヤー等でしっかりスタイリングをされていた

か、逆に何もせずに少しウエット状態のまま寝られて寝癖状態のまま来店されたかです。

続く

ドライカットの歴史①

もうひとつの売りは、ドライカットです。

オープン当初はウエットカットでしたが、お客様の希望のヘアースタイルを忠実に表現できるよ

うにと考えていたらいつのまにか、ドライでカットするようになっておりました。

では何故ドライカットになっていったのかを話します。

まずお客様の来店時の髪の状態は、お客様が自宅でシャンプー後に色々な方法で乾かして来店さ

れます。

そしてその方法はお客様の数だけそれぞれ千差万別でありまして、けっして同じではありませ

ん。

自然乾燥の人、ドライヤ―で乾かす人、またストレートアイロンやカールアイロンを使われる

方、と様々です。             続く